経営者だからわかる感覚

▪︎経営者だからわかる感覚
「相続」と「事業承継」、よく一括りにされます
実務的な感覚からすると…
似て非なるものというイメージです
1.事業承継=財産承継
この側面で捉えると…
相続の一部としての顔が出てきます
つまり…
相続財産の構成要素という側面です
事業後継者に承継させる事が必須なので
特定財産承継遺言を以って承継させる形です
相続発生タイミングでまで
株価を戦略的にコントロールする感じになり
相続税の納税資金を圧縮します
他の共同相続人がいる場合の
遺留分侵害額請求対応の資金準備も必要です
2.事業承継=経営承継
この側面で捉えると…
相続ではなくビジネスとしての顔が出てきます
事業後継者には覚悟が求められます
自分の人生をそこに賭けるだけの覚悟です
実はこちらの方が重要だと思ってます
株価圧縮のためにどんな高度なスキームを使っても
事業に影響を与えるようなスキームでは本末転倒
相続税対策ではなくビジネス優先であるべき
この感覚がわかるようになったのは
自分が会計事務所の経営者になって
ことごとく失敗を繰り返したから
事業って本当に大変ですが
独立して親からのプレッシャーない環境なのは
ある意味気楽です
これと比較して…
事業承継って親の生き様である事業経営を
子供が承継する訳ですから色んなプレッシャーがある
だからこそ覚悟が必要だと思います
独立して経営者になって初めて
この感覚が理解できるようになりました
経営者になれて本当に良かったなって思う

代表:木下勇人

税理士法人レディング 代表: 木下 勇人

愛知県津島市出身、愛知県立旭丘高校、南山大学経営学部卒業。
2003年監査法人トーマツ名古屋事務所 ファイナンシャルソリューションズ部(相続事業承継の専門部隊)に配属され、上場会社オーナー・上場会社級の非上場会社オーナーファミリーの事業承継対策に専門的に従事。
2009年名古屋で唯一の相続専門税理士法人を設立し、財産コンサルティング・自社株問題を抱えるオーナー社長への事業承継コンサルティングを中心に業務を展開。生前対策相談は年間200件を超え、様々なジャンルの相談に対応可能。税理士としての立場はもちろん税理士の枠を超えたコンサルティングには定評があり相続コンサルタントしても鋭意活動中。
顧客の本当の要望をしっかりと引出し、心情も踏まえたコンサルティングには定評がある。実務の傍ら、税理士向け・保険募集人向けに年間150回の研修講師活動にも力を入れている。

保有資格:公認会計士/税理士/宅地建物取引士/AFP/不動産鑑定士第2次試験合格

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