遺言書作成のポイントは?

相談内容

そろそろ遺言書を書きたいと思っています。なにか遺言書作成のコツはありますか?

提案&解決

遺言書を残された家族のために書くことをお考えの場合に大切なこととは・・・
遺言書によるトラブルを避けるためにまず行うこと
それは、財産を漏れなく記載することです。

財産を漏れなく記載するには
①不動産について 
ご自身の所有しているものについては、毎年市町村から送付されてくる固定資産税の
課税明細書に記載されています。しかし、山林や原野を所有している場合に、固定資産税の
免税点以下の土地については毎年送付されてきませんので、注意が必要です。

②預貯金について
現在所有している預貯金の口座等については、お手元の通帳などで把握できます。

③その他の財産について
今までの人生で築きあげられてきた財産(金(ゴールド)、ゴルフ会員権、有価証券などなど)についても
一度契約書などをご確認になり、状況が把握できるかと思われます。

 

そして、財産についてもれなく把握した後に大切なことは、将来の変化をある程度見越して遺言書を
書くのも大切です。

たとえば、配偶者が病気がちであったとしましょう。もしかしたら自分よりも先に配偶者が亡くなることも
あるかもしれません。
すると配偶者に「○○を相続させる」と書いていても、自分よりも先に配偶者が亡くなった場合には
遺言者の意志とは別にその財産を相続人で分けることになります。
配偶者が先に亡くなった場合に、自分がしっかりとしていればよいのですが、この高齢化社会。
その時に十分に自分の本来の意志を反映させた新しい遺言書を作成できるかどうかはわかりません。
その場合には、もし配偶者が先に亡くなった場合にはどうしたいのかを反映させた遺言書を作成しておく
必要があります。

 

なによりも、財産の分け方だけを考えるのではなく、ご家族で将来について語り合い、
そして考えを共有しあうことがご家族の皆さまが安心して、そして幸せに暮らしをつづけて
いくことのために大切になるかと思われます。

遺言書の種類 公正証書遺言、自筆遺言についてはまた別の機会に。。。

 

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